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日本書紀〈2〉建国と神々の祭り 全現代語訳+解説  おすすめ
〜全8巻シリーズ 第2巻

[著者・編者]   寺田惠子 著
[出版社]   グッドブックス
[初版]   2024年11月29日

販売価格: (本体価格 1,800円+税)
〔定価: 1,980 円〕
 
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第1巻「神代−世界の始まり」での天地開闢、国生み、天孫降臨、等々の物語に続き、
いよいよ第一代天皇 神日本磐余彦尊(かむやまといわれびこのみこと)=神武天皇の時代へ。

●日向を出で、神々に導かれつつ大和へ。
ヤタガラスの導き、金色の鳶(とび)・・・、
長髄彦(ながすねびこ)との戦いを経て、建国へと至る神武天皇の足跡。

●系譜のみが記される「欠史八代」の意味するもの。第二代 綏靖(すいぜい)天皇〜第九代 開化天皇。

●疫病の流行と神々の祭り、箸墓(はしはか)伝説、狭穂彦(さほびこ)の謀反、相撲と埴輪の起源、アマテラス大神の伊勢鎮座……、
ドラマチックに展開する第十代 崇神天皇、第十一代 垂仁天皇の御世。

神話の空気をまといながら、徐々に人間の歴史へ!

※わかりやすい訳文、興味深い解説。
※二色刷り。本文と解説を色分けし、多くの漢字にふりがなを施して、中学生から読める本づくり。
※印象的なシーンをダイナミックかつ繊細に描く水墨画を要所に挿入。

<第2巻の主な内容>
他に、テーマ別の解説ページもあり。詳細は目次をご参照。

第一代 神武天皇(じんむてんのう)

東征への出立
迂回と進撃
長髄彦(ながすねびこ)と金色の鵄(とび)
始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)

欠史八代

第二代 綏靖(すいぜい)天皇
第三代 安寧(あんねい)天皇
第四代 懿徳(いとく)天皇
第五代 孝昭(こうしょう)天皇
第六代 孝安(こうあん)天皇
第七代 孝霊(こうれい)天皇
第八代 孝元(こうげん)天皇
第九代 開化(かいか)天皇

第十代 崇神(すじん)天皇

疫病の流行と神々の祭り
四道(しどう)将軍と武埴安皇子(たけはにやすのみこ)の謀反
箸墓(はしはか)伝説
御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)の称号

第十一代 垂仁(すいにん)天皇

任那(みまな)と新羅(しらぎ)
力士の元祖、野見宿禰(のみのすくね)
伊勢神宮の由来
殉死の風習と埴輪(はにわ)
神宝をめぐる物語

目次
※はテーマ別の解説ページ

第一代 神武天皇(じんむてんのう)

■東征への出立
東方に「天下に光を充たす地」あり
進発─筑紫から難波へ

※血縁の男女による二重支配体制「ヒメヒコ制」

■迂回と進撃
太陽の方角
神武天皇の兄君たち
霊剣「ふつのみたま」と八咫烏(やたがらす)

※現実に影響を与える「夢」

兄猾(えうかし)と弟猾(おとうかし)
吉野の人々
八十梟帥(やそたける)と天の香山の土
神託と祈りによる勝利
密命
兄磯城(えしき)と弟磯城(おとしき)

■長髄彦(ながすねびこ)と金色の鵄(とび)
最後の戦い
大和平定

■始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと) 
宮都の造営
即位と立后
神武天皇の即位年
辛酉の年の意味
秋津洲(あきづしま)

第二代 綏靖天皇(すいぜいてんのう)
 腹違いの兄の謀略
第三代 安寧天皇(あんねいてんのう)
 皇后の出自−神の子孫と在地豪族の娘と
第四代 懿徳天皇(いとくてんのう)
第五代 孝昭天皇(こうしょうてんのう)
第六代 孝安天皇(こうあんてんのう)
第七代 孝霊天皇(こうれいてんのう)
第八代 孝元天皇(こうげんてんのう)
第九代 開化天皇(かいかてんのう)

※欠史八代の皇后に付きまとう別伝情報
※欠史八代の后妃の系図
※八代の天皇紀はなぜ「欠史」と呼ばれたのか
※「欠史八代」の「歴史」とは

第十代 崇神天皇(すじんてんのう)
 即位と遷都
 即位の詔(みことのり)

■疫病の流行と神々の祭り
天照大神と倭大国魂神(やまとのおおくにたまのかみ)を皇居の外で祭る
大物主神のお告げ
大物主神と倭大国魂神の祭祀
再び、神の託宣

※日本語「宮」の意味するもの

■四道(しどう)将軍と武埴安皇子(たけはにやすのみこ)の謀反
四道将軍の任命
童女が歌う謎めいた歌
謀反鎮圧

■箸はし墓はか伝説
蛇に化身した大物主神
箸墓の造営
古墳と女性

■御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)の称号
皇太子決定の夢占い
出雲の神宝事件
農業は天下の基盤
任那(みまな)の国
崩御

※四道将軍の派遣
※人口の調査と課税
※神祇官を太政官と並べて位置づけた日本

第十一代 垂仁天皇(すいにんてんのう)
 即位と立后(りっこう)

■任那と新羅(しらぎ)
赤絹─任那と新羅が不仲となった理由

※ヒメゴソ社の伝説

新羅の王子アメノヒボコ
狭穂姫(さほびめ)と狭穂彦(さほびこ)
皇后に持ちかけられた天皇への謀略
天皇の顔に落ちた涙
皇后、稲城へ

■力士の元祖、野見宿禰(のみのすくね)
相撲の起源
新たな皇后と妃たち
白鳥の功績

※「出雲国造神賀詞」にあらわれる「白鳥」

■伊勢神宮の由来 
倭姫(やまとひめ)の巡行─天照大神を鎮める土地をさがして
「神の風吹く」伊勢へ

■殉死の風習と埴輪(はにわ)
出雲の神宝
神社への武器の奉納、屯倉(みやけ)の設置
殉死の風習を禁ず
次期天皇の位
埴輪の始まり
山背からの妃とその皇子
池、用水路の造設、立太子

■神宝をめぐる物語
石上神宮(いそのかみじんぐう)
小刀の霊威
非時(ときじく)の香菓(かくのみ)

※垂仁天皇紀の構成─ 個々の物語の周到なつながり
※大和から丹波、但馬、そして出雲、さらに新羅へ
※国の「まつりごと」の根本を描く

著者プロフィール
寺田惠子 (テラダケイコ) (著/文 | 翻訳)
古事記学会理事、学習院女子大学講師。
東京都出身。豪州シドニー大学を卒業後、日本女子大学大学院博士課程単位修了。
湘南短期大学教授を経て、現在、学習院女子大学、和洋女子大学講師。
上代文学会理事。専門は日本上代文学。
古事記、日本書紀、万葉集の講義は社会人講座等でも人気を博す。
著書に『日本書紀 全現代語+解説<1>神代−世界の始まり』、
編著書に『日本神話事典』『万葉言葉事典』(共著、大和書房)などがある。

280 頁 / 四六版 / ISBN:978-4-907461-45-4
≪改版履歴≫


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