写真 [ 商品番号:35820003 / 取次本 ]
護国の桜 千の約束 おすすめ

[著者・編者]   作詞 河合真如 作曲/編曲 長岡成貢
[出版社]   tonal sequence
[初版]  

販売価格: (本体価格 1,000円+税)
※送料実費
 
購入
収録曲

1.護国の桜
2.千の約束
3.護国の桜(オリジナルカラオケ)
4.千の約束(オリジナルカラオケ)

「不滅の魂と愛」

河合真如

 いかなる理由があったとしても、戦争は悲惨です。賛美の対象とはなりません。しかし、愛するものを護るために生命を捧げた人々のことを忘れたり、誹謗することはなりません。
 その思いは、靖国神社の遊就館や、知覧の特攻平和会館において、英霊の遺書を拝読したことによります。永久の平和を願い、大切なものを護りたいという、崇高な愛の精神にふれたからです。
 『護国の桜』は、そうした美しい精神を顕彰したいと思い、作詞したものです。澄んだ声で情感を込めて謳いあげてくれたのは、海外でも活動をつづける歌手の涼恵さんです。
 『千の約束』は、松江護国神社の祢宜・工藤智恵さんから伝え聞いた、実話を基に作詞しました。出征する父親が、小学校二年生の長女に、「守ってほしい約束を千個書いておいた」と手紙を渡し、「必ず帰るから、それまで約束を守りながらお母さんを助けてあげておくれ」と告げた、という講話に感動したからです。
 必ず帰るという約束は果たされませんでしたが、英霊と家族の魂は、むすばれているに違いありません。その少女の父への思いをイメージして書いた歌詞を理解し、可憐に表現してくれたのは、ミュージカルの舞台に立つ、片山佳音さんです。
 『護国の桜』と『千の約束』のテーマは、魂と愛の永遠性です。二つの歌詞に、「いついつまでも」という共通する言葉を入れたのは、不滅の魂と愛の存在を称えたかったからに他なりません。
 作曲の長岡成貢さんも、旅立った者と残された者の心情を個々に奏でながら、二曲が共鳴する調べとなるように構成してくれました。映画音楽の世界でも知られる氏の荘厳な曲は、即応する歌唱と演奏が相俟って、情景を浮かびあがらせてくれます。
 この作品が英霊や関係各位の御心にかない、世代を超えて愛や平和、魂の交流などについて考える一助となれば幸いです。

作詞者の文 本CDより引用
 


≪改版履歴≫


閉じる