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[ 商品番号:35280001 / 取次本 ]
文化史史料考證
〜嵐義人先生古稀記念論集
[著者・編者] |
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『文化史史料考證』刊行委員会 編 |
[出版社] |
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『文化史史料考證』刊行委員会 |
[初版] |
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2014年8月1日 |
販売価格:
円
(本体価格 10,000円+税)
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【内容紹介】
本書は、嵐義人先生の古稀を記念して、所縁の方々が史料考證の論考を寄せ合い、先生への祝賀の気持ちを表したもの。 嵐義人氏は、國學院大學法学部を卒業し、大学院では、瀧川政次郎先生につき、律令学・法制史を修められた。日本史学の幅を広げ、坂本太郎先生から日本古代史学を継承された。さらに、西田長男先生から日本神道学を受け継ぎ、神道文化学部教授を務めあげた。また、古文書古記録学会においても指導を行ってきた。 昭和56年より文部省の教科書調査官として、日本の教育に対する貢献をなさり、訴訟においても国際問題で鎮静化に尽力された。 この記念論集は嵐先生から学恩を受けた後輩、受講生が先生への感謝を込めて、新史料の解説、あるいは史料の新解釈を試みたものである。先生の幅広い学問分野に対応して、寄せられた考證も幅広いものとなっている。
【目次】
序文
神道の部
神宮月次祭への祭主参加時期の検討/藤森馨
翻刻・京都大学図書館蔵「陽明文庫本延喜式」巻八・祝詞/金子善光
玉木正英の死生観をめぐってー「唯一神道生死大事秘巻」の紹介ー/高橋美由紀
天皇祭祀の道統、桃園天皇宸筆の二通の文書/宍戸忠男
太平山神社文書「公義御代替御礼参府記録」の解題と翻刻/小林宣彦
伊勢参宮人の服忌便覧ー「改正増補 伊勢服忌令之略」の解題と翻刻ー/土肥誠
翻刻『神代巻口訣』/瀬間正之
「吉田家諸国附属帳」(假題)/太田正弘
御調八幡宮とその周辺にみられる伊勢信仰/ 桑原國雄
皇國時報 臨時ニュースの紹介/茂木貞純
歴史の部
集安高句麗碑の発見とその意義ー『集安高句麗碑』の刊行に寄せてー/荊木美行
古代日本と朝鮮における「太歳」の用語についてー元岡古墳群G6号噴出土の金象嵌太刀銘文の紹介と考証ー/有働智奘
マンネルヘイム断片コレクション中の戸籍様文書等について/小口雅史
横山当永による『日本書紀』の本文校訂態度ー『日本書紀三元巻』叙・或間問の翻刻からー/渡邉卓
齋部氏家牒/工藤浩
「外記日記」逸文一条ー『三代実録』の編纂材料と「外記日記」ー/三橋広延
『水左記』承暦四年の日蝕と暦博士/渡辺瑞穂子
大江匡房『江記逸文集成』補遺逸文/木本好信
旧唐津藩主小笠原家伝来中世文書の紹介/矢部健太郎
発見された吉良上野介義央書状とその意義/大喜直彦
葉隠と名語集 (命期集) から見る鍋島直茂と伊達政宗/嘉村孝
日本文化に見る鏡の展示/青木豊
つくられた神武天皇ー近代におけるその図像化の試みを「みづら」を中心に考える/及川智早
「資料」明治大正イマジュリィ・クロニクルから/山田俊幸
海軍彗星特攻旭日隊青年将校の遺文/守薫
文学の部
「後魏孝文帝與高勾麗王雲詔一首」について/金子修一
文化三年写中島家本『出雲国風土記』について/伊藤剣
春日懐紙「遠山雪」 題の新出資料/田中大士 中国国家図書館蔵楊守敬旧蔵『日本霊異記』写本について/河野貴美子
東京都武蔵村山市渡辺家蔵『幻住庵記』版木―翻刻と考察ー/城崎陽子
山梨稲川「詠古詩」制作時期/繁原央
文政十年六月、梅の舎大人『伊勢物語』講釈に関する考察ー講釈の手控えと聞書をめぐってー/堤康夫
東條琴台著『小学必読 女四字経』についてー東條琴台の学風と『女四字経』の概要ー/鈴木正弘
謝辞
あとがき
執筆者紹介
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