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[ 商品番号:30020008 / 取次本 ]
大三輪長兵衛の生涯-維新の精神に夢かけて
[著者・編者] |
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葦津泰國 著 |
[出版社] |
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葦津事務所 |
[初版] |
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平成20年8月20日 |
販売価格:
円
(本体価格 2,000円+税)
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〔定価: 2,200 円〕
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あれから百年
幕末の九州、藩の制止も聞かず祭儀復活に奔走し、流刑の地で死んだ神主の叔父。その累が及んで放逐された少年期の流人同様の苦境。 独力で大阪屈指の大商人に出世した彼は、消えようとする維新の理想を後世に残さんと、政商として政治家として活躍、日韓関係に西欧と相伍して羽ばたく夢を求めたのだが。
維新の理想を求めた「生身の人間像」描く
大三輪長兵衛は、天保年間に筑前筥崎で生まれ、のち幕末期に大坂に移り財をなし、明治維新を経て、第五十八銀行頭取や大阪府議会議長を務めるなど、大阪政財界において重きをなした人物である。また大三輪は、壮年期から晩年にかけて、日本と韓国の関係の中で無視できない存在でもあった。 著者の葦津泰國氏は「学問としてではなく」、大三輪の縁者の一人として、「集め得た資料や関係者の聞き書きなどを中心に生身の人間像を記した」と述べてゐる。著者は、大三輪長兵衛の実弟で筥崎宮宮司を務めた葦津磯夫の曾孫に当たり、近親関係者ならではの興味深い視点を交へて大三輪の生涯を記してゐる。―― 〈2100円、有限会社葦津事務所刊。ブックス鎮守の杜取扱書籍〉 (防衛省防衛研究所・菅野直樹)
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